爆速で本格靴磨きができる!家にあるもの、100均製品で代用するシューケアアイテム

今回は「時短、低コスト!でも、本格的な靴磨きができる方法」を解説します!


こんな人にオススメ
  • お手軽に靴を綺麗にしたい
  • 簡単に揃えられる道具を知りたい
  • 靴は綺麗にしたいけど、できるだけ出費を抑えたい

靴を綺麗にするとは?

時短シューケアアイテムをご紹介する前に「靴が綺麗になるとは、どういう状態か?」について解説させていただきます。

シューケアの主な目的は?

  • 汚れ落とし
  • 栄養補給

ズバリ!「革に付着したダメージや汚れを取り除き、革の状態を整える」この点に尽きます。

靴磨きが面倒で複雑になるのは、靴の状態に合わせた保湿や保護など、道具の使い分けを行う時です。

今回はそうした細かな話は省略しつつ、靴磨きの本筋をおさえたお手軽ケアについてお伝えしたいなと思っています。

100均でそろえる時短シューケアアイテム

スポンジとストッキングを利用したアイテム

今回の目玉アイテム、その名も「“スポッキング”」です!(ダサい!)

でも、“スポッキング”で通します。

これは、ストッキングにスポンジを入れただけのやつです。

ストッキングで靴を磨くと綺麗になると聞いたことがある方もいるかもしれません。

「ダメージを与えない、時短」という観点からもう一手間加えるとこの形になります。(独特!)

詳しい理由やメリットは手順の中でご紹介します!

時短シューケアアイテムを使った靴の磨き方

①靴のシワを伸ばす

シワや繊維の奥の汚れを落とすためにも、新聞紙やシューツリーを靴の中に詰め、靴のシワをしっかりと伸ばしましょう。

②スポッキングで満遍なく磨く(汚れ落とし)

通常、靴磨きでは馬毛ブラシや専用のクリーナーを使用して、砂埃や汚れを落としていきます。


スポッキングを用いるメリットは、「形状、柔らかさ、繊維」この3点です。

靴の表面に残っている主な汚れ

  • 古くなった油分

汚れ落としでは「砂などの硬い粒子で革にダメージを与えないこと、油脂(古いクリーム)などの汚れを落とせること」が重要なポイントです。

そこで、ストッキングの繊維とスポンジのクッション性を用いることで、これらの問題を解決します。

もちろん指先にストッキングを巻き付けて磨くのも効果的ですが、力が革の表面に伝わりすぎると逆効果になることもあります。

また、スポンジのサイズ感と柔らかさは靴の曲線にフィットし、ブラシのようにササッと磨きあげることができるため、労力を大幅に軽減し効率よく磨きあげることができます。

③クリームを使用する(必要であれば)

靴が乾燥気味で保湿が必要な場合は「デリケートクリーム」を塗布しましょう。

クリームを指先で満遍なく馴染ませたら、再度軽くスポッキングで柔らかく磨き上げます。

この工程でスポッキングを使用する理由は均一にクリームを馴染ませることと、余計な油分を除去するためです。

ベタつきが残っていると外出した際に余分な汚れが付着しやすくなります。

ちなみに、靴を磨いた際に艶感があり、柔軟性が保たれている場合はこの工程を省略しても良いでしょう。

というのも、大抵の場合、革靴は出荷時に保湿クリームをたっぷりと塗られた状態で卸されています。

その際革の表面には分厚く成分がコーティングされています。
汚れ落としの工程で、上層部の古いクリーム・皮膜を剥がしてあげるだけでも、靴に必要な水分や油分はおぎなわれています。

乳化性クリームではなく、デリケートクリームを使う!

乳化性クリームはデリケートクリームに比べ粘性が強く、乾拭きの工程を繰り返す必要が出てきます。スポッキングで磨くときはデリケートクリームがおすすめです!

時短アイテムを使った靴磨きにはデメリットもある

工程やコストを大幅に省略している分、やはりデメリットも存在します!

  • 汚れ落とし用のクリーナーを使用しない
  • 乳化性クリームを使用しない

この二つの工程を省略することにより、汚れ落としや栄養補給は靴にとってやや物足りないものになっているのも事実です。

時間がある時はしっかりと時間をとってケアをしてあげることをオススメします。

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ツヤだしスポンジ使えばいいのでは?問題

非常に簡易的に汚れ落としとツヤ出しのできるスポンジ性の靴磨き製品があります。

用途によっては非常に有効な手段ですが、今回の内容では靴磨きの本筋を押さえたケアを念頭に置いているので、スポンジ性靴磨きを使用しない理由をお伝えしたいと思います。

スポンジ性靴磨きの有効な点は「一瞬で綺麗に“見える”」ことです。

と、いうのも成分に「シリコーン油と水」が含まれているわけですが、これにより汚れを拭き取りながら表面をコーティングするという特性を持っています。

ただし、状態としては靴を撥水性のある化学物質で覆うかたちとなります。

シリコーン自体は肌に対して刺激物ではないため、革製品に対しても同様に害はないものと考えられます。

しかし、「革が呼吸をできない、表面のベタつきにより汚れが付着しやすくなる。」という点で、革本来の質感を損ないやすくなることから、あまりオススメはできません。

ちなみに、シリコン配合のシャンプーなども髪の毛をコーティングしてサラサラになっている感じがしますが、無害であると同時に栄養でもないため、使用をやめると本来の毛髪が露出して途端に荒れたように見えることがあります。

まとめ

時短ツールで磨いた靴

スポッキングは日常的に、少しでも靴を綺麗に保ちたいときにオススメです。

お出かけ前のケアでもささっと磨くだけで綺麗にできる“お手軽アイテム”です。

埃や汚れ落とし、クリームの塗布をした後の簡易的な乾拭きなど用途に応じて使用されてみてください。

また靴にとって不用意なケアをしないことで、本格的にケアをする際は汚れ落としが楽になり、栄養が浸透しやすい状態として保管することもできます。

指先でクリームを塗るのが億劫な方はペネトレイトブラシ(100円ショップでも入手可能)が重宝します。